裏しまなみ海道(安芸灘とびしま海道)
2008年8月28日をもって「安芸灘とびしま海道」と言う名前になったみたいです・・・・
しなまみ海道を少しパクってるような・・、裏しまでよかったじゃん。
↑ドラッグで動かせます ±で縮小拡大もできるよ
緑色の線が陸路 青い線は航路です
「裏しまなみ海道」(以下「裏しま」)とは、呉市川尻町から,下蒲刈島、上蒲刈島、豊島、大崎下島、平羅島、中の島、岡村島を経由して今治港までを6本の橋と、2箇所のフェリーでを結ぶ、全長約35km(航路部分く)の道程である。
本家の「しまなみ海道」のルートの島は、当初部にしては比較的賑やかな地域だが、「裏しま」は、昔ながらの島の雰囲気が残っている。
観光施設は少ないものの、そのぶん島の雰囲気を思いっきり味わえるルートである。フェリーで渡る部分も、その不便さを感じることに、本当の島を体感できるのではないかと思う。
船で渡る部分のうちの1つ、上蒲刈島から豊島の間については、2009年3月には橋が開通することになっている。
橋が開通すると、今の島の雰囲気が、少なからず失われることになるだろう。
この橋が開通する前に、是非自転車で走ってもらいたいルートである。
以下にあうじ(管理人)の実走記録を紹介する
本土(呉市川尻町) JR広駅〜安芸灘大橋
「裏しま」の起点は、呉市川尻町だが、最寄の「安芸川尻駅」は電車の本数が非常に少ない。広島方面から電車で輪行して来るのであれば、2つ手前の駅「広駅」からスタートするのが良い。
広駅から「裏しま」の起点までは、国道185号を走ることになる。一部注意が必要な部分もあるが、そんなに負担にはならないと思う。
区間距離:約7km
道路状況:良好 広駅付近は交通量が多い。ほぼ全域で歩道が整備されている。50m程度の高低差が2箇所程度ある。
見所:特にない 島にはコンビ二が無いので、買い物はこの区間で済ましておくのが良い。

JR広駅 輪行の場合の起点によい 島にはコンビ二がない。買物は事前に 途中2箇所のトンネルと多少の高低差

橋入口の手前は、少し注意が必要 橋の進入路 あうじは横断歩道で渡った 自転車無料なので堂々と通過しよう

安芸灘大橋は歩道を快適に走れる 安芸灘大橋全景 美しいブルーの吊橋だ
下蒲刈島(呉市下蒲刈町) 安芸灘大橋〜蒲刈大橋
安芸灘大橋を渡り、蒲刈大橋までの区間。橋を渡ってすぐに、左手にトイレのある公園がある。そこから下って赤い橋を渡って左折すると、高低差のないルートになる。その後交差点が現れるが、そこも左折して海沿いを走ると、また高低差のないルートとなる。
途中、石畳舗装の区間がある。このあたりは、かつて朝鮮通信師などが来たことから、観光施設が整備されており、きれいに手入れされた松が植樹されている。また、お土産やなどもあるので、ここで一息入れるのもいいだろう。蒲刈大橋は目前だ。
区間距離:約4km
道路状況:石畳部分があり、ロードにはつらいかも、でもこの辺が見所。山ルートをとれば舗装路だが、かなり登ることとなる。
見所:石畳付近の美術館など、また石畳と松、そして海の調和した景観。

橋を渡ってすぐ左側に公園(トイレ有) 赤い橋を超えたら左折してこの道 トンネル出た交差点左折(直進山ルート)

雁木(昔の船着場) 瀬戸内海には多い 石畳と松と海の心地よい空間 美術館などの文化施設も多い

石畳を過ぎるとすぐに蒲刈大橋 蒲刈大橋全景 農道として整備されたトラス橋だ
上蒲刈島(呉市上蒲刈町) 蒲刈大橋〜大浦桟橋
蒲刈大橋を渡るとすぐに、右手に「であいの館」という観光物産館のようなものがある。ここでは島の特産の柑橘類や水産加工品を販売している。また、ここからの景色もすばらしいので、是非立ち寄ってもらいたい。きれいなトイレもある。
上蒲刈島は、最近南側に県道が整備され、この県道を通ることとなる。集落はどちらかというと島の北側におおく、裏を通る感じだ。この島は多少高低差はあるが、海の景色がすばらしくよい。また、ルート途中には、白砂青松の美しい「恋が浜」や、ルートから1km程度外れるが、規模の大きな海水浴場「県民の浜」などがある。
時間に余裕があれば、県民の浜に立ち寄ってみるのも良いだろう。食事ができる施設などもあり、ゆっくりと過ごせる。
また、途中にある「原トンネル」は、映画「海猿」で伊藤英明と加藤あいのキスシーンのロケで使われたことで有名だ。
区間距離:約8km
道路状況:道路は幅員も広く良いが、50m程度の高低差が3回ほどある。
見所:恋が浜、県民の浜等の砂浜。

蒲刈大橋を渡ってすぐの「であいの館」 海猿のロケで使われた「原トンネル」 高低差はあるが気持ち良い道路

「恋が浜」を右手に見ながら進む ルートを離れて県民の浜への道 県民の浜 背後にはレストラン等もある

大浦港とフェリー 建築中の豊島大橋 フェリーからの景色もきれい

県民の浜
豊島(呉市豊浜町) 豊島桟橋〜豊浜大橋
大浦桟橋から乗ったフェリーは、豊島港と立花港で下船することができる。立花港で下船すると、豊島を飛ばしていきなり大崎下島に行くことになるので、豊島港で下船することを勧める。
上蒲刈島までは既に橋でつながっているが、ここからは離島となり、島ならではの雰囲気をいっそう味わうことができる。豊島港周辺は漁業基地となっており、多くの漁船が係留されている。豊島の漁師はこのあたりでは有名で、かつては船で寝泊りしながら遠洋まで出ていた。また、このあたりでは、「アビ」という鳥(広島県の鳥)の習性を利用した漁「アビ漁」がかつては行われていたことでも有名だ。
また、島は平地が少ないため、集落内の家は密集しており、3階建の民家も珍しくない。また、豊浜支所(旧豊浜町役場)の裏には、少ない土地で高低差をクリアするためのループ橋が整備されている。
豊島桟橋から豊浜大橋までの区間は短いが、ゆっくり走って景色を眺めてもらいたい。
時間があれば山の中腹に整備された「スカイライン」を走るのもいいだろう。多少登るが、島の集落を一望できる。
区間距離:約3km
道路状況:一部区間で幅員が狭いが、交通量は少なく走行しやすい。海沿いの道は高低差は無い。
見所:豊島港の漁船、密集した集落。

豊島桟橋で下船 結構車が多い フェリーは向かいの大崎下島へ向かう 豊島の中学校 4階建てだ

整備中の漁船 支所裏のループ橋 港は漁船でいっぱいだ

豊浜大橋からは町が見渡せる 豊浜大橋 美しいトラス橋
大崎下島(呉市豊浜町・豊町) 豊浜大橋〜平羅橋・中の瀬戸大橋・岡村大橋
豊島から豊浜大橋を渡ると、大崎下島だ。大崎下島の大部分は豊町であるが、島の西側は豊浜町である。つまり、豊浜大橋は豊浜町内に架かっている橋となる。
橋を渡って、ルートの反対側となる南側には、「豊浜海浜公園」という新しい海水浴場があるが、売店などはないので、時間を持て余している以外は行く必要はない。

オープンしたばかりの豊浜海浜公園 広い芝生広場が整備されている 久比までも海沿いの快適な道路だ
しばらく進むと久比という集落になる。ここはその沖に浮かぶ三角島(みかどしま)行きのフェリーが発着する港がある。また、久比の集落の中には、昔ながらのお好み焼き屋「明地商店(あけちしょうてん)」がある。ここのお好み焼きは、そば入りでなんと350円だ。ちょうどこのあたりでお昼を迎えた場合にはお勧めする。また、ここ明地商店のご主人は大の「美空ひばり」ファンで、店内にはご主人が描いた美空ひばりの絵が所狭しと飾られている。ご主人いわく「久比の美空ひばり館」である。

久比の「明地(あけち)」商店 お好みそばWが440円だっ! まさに「久比の美空ひばり館」
久比からほどなくして、平羅橋に到着する。そのまま平羅橋を渡るのではなく、南へ進むと、みかんの産地として有名な「大長(おおちょう)地区」や「裏しま」で最大の観光地である「御手洗(みたらい)地区」へとたどり着く。
大長は「大長みかん」の産地として、広島県内ではかなり有名な地区である。地区には二つの大きな入り江「北堀」と「南堀」があり、橋がない時代にみかんの荷揚げに使用していた階段状の護岸「雁木(がんぎ)」が残っている。

電話ボックスもい「大長みかん」のPR 北堀には雁木が残されている 北堀・南堀とも橋で渡る
御手洗はその昔、潮待の港として栄えた地区である。潮待とは、瀬戸内海は潮の干満差が大きく、潮が動く際の潮流が早い。このため、潮流が船の航行に適した方向になるまで、船を係留し、陸に上がることを言う。潮待の港は県内にはほかにも多くあり、福山市の鞆の浦なども有名である。ここ御手洗では、潮待によって遊女を多く抱えたことで有名であり、多いときにはこの御手洗地区だけで100人を超える遊女がいたそうであり、その文化を伝える施設も残されている。また、それ以外にも、地区全体に歴史ある建物が残されているとともに、地区の人々が昔ながらの街並みを残そうと努力していることが伺える。

無料の観光地図もあるのでゲットしよう 昔ながらの美しい街並み ほとんどの家の軒先には一輪差が

無料で見学できる施設も多くある 有名な歴史ある時計屋さん 石積の堤防と常夜灯
御手洗を観光した後は、来た道を少しもどり、平羅橋、中の瀬戸大橋、岡村大橋を渡る。平羅橋は短いのになぜか斜張橋、他の2つは形の似たアーチ橋である。3つが連続して架かっており、この途中で県境をまたぎ愛媛県今治市に入ることとなる。

平羅橋 少し変わった斜張橋 中の瀬戸大橋 岡村大橋

ついに県境を越えて愛媛県に突入 左から、平羅橋、中の瀬戸大橋、岡村大橋の3橋が連続する
区間距離:約7km(平羅橋から御手洗地区までは約2km)
道路状況:ほぼ平坦な道で交通量も少なく快適な道。
見所:ちょっとルートを外れるが「裏しま」一番の見所「御手洗」の町並。
岡村島(今治市関前) 岡村大橋〜岡村港
岡村島を渡ると、いよいよ最後の島「岡村島」だ。岡村島は岡村港の周辺まで集落はない。途中にナガタニ展望台への入り口があり、ここに登ると非常にきれいな景色を眺めることができるが、かなり登るため、相当覚悟して登ってもらいたい。
ルート途中にはちょっとした海浜があるくらいで、あまり見所はないかもしれない。自転車をこぐのももう少しで、岡村港から今治港へはフェリーでの移動となる。本数が極めて少ないので注意が必要だ。

ナガタニ展望台への入り口 観音崎 入り口には砂浜 岡村港に到着

岡村島の案内図 この桟橋から今治へと続く これは高速艇 フェリーの写真は無い・・
区間距離:約4km
道路状況:幅員は狭い部分もあるが、交通量も少なく平坦な道。
見所:体力に自信があれば「ナガタニ展望台」。
あうじは、予算と時間の都合で今治へは渡りませんでした。
この後、大長港へ戻り、フェリーで大崎上島へ渡り、さらにフェリーで大三島に渡ったのち、大三島から忠海へフェリーで渡り、JR呉線で輪行して帰路につきました。
大崎上島と大三島の様子は、後日掲載させてもらいます。
また、近いうちに「地図」も掲載しようと考えています。しばらくしてまた見てください。